Run Fleekの転写シートは、ウェアだけではなく、アイロンプレス可能な素材なら、アイディア次第で様々な物に転写が可能です。

伸縮性に優れている為、ランニングタイツやソックスにも使用できるほか、革製品、木などにも貼り付けが可能です。

色々な素材に試して、オリジナルグッズを作ってみませんか?

※素材によって貼り付けできない物も有りますので、トライアルシートで事前に試してからご利用ください。

DTFプリントの仕組み

DTFプリントは、「Direct to film」の略称で、近年注目が高まっている、ウェアプリントの新しい手法です。
DTFフィルムと呼ばれる、特殊なフィルムシートにプリンターで直接出力し、ホットメルトパウダーと呼ばれる粉をかけて転写シートを作るプリント方式です。

下図の様に、フィルムシートの上に、①デザインをプリント、②ホワイトインク、③DTFパウダーの順に重ね、特殊なオーブンでDTFパウダーを溶解させて、転写シートが完成します。

完成した転写シートは、糊部分をウェアに当て、フィルムの上からアイロンやホットプレス機で圧着することで、簡単に転写することが出来ます。

製版の必要もなく、小ロットから格安で、フルカラープリントが可能です。

シートについて

アイロンプリントシートをお買い上げの場合は、上図の様なシートでお届けします。
シートのままアイロン掛けしますと、そのまま不要な部分まで転写されてしまいますので、不要な部分は必ずカットしてからお使いください。

Tシャツマークは、Mサイズ相当のウェアに貼り付けた場合の参考イメージですので、これを参考に、Tシャツの色を決めたり、位置決めを行いましょう。

※デザインによって商品番号やRun Fleekのロゴ、Tシャツマークの有無、位置が異なります。

使用方法

用意するもの

事前に下記の物をご用意ください。


・転写物(Tシャツetc)

・転写シート

・アイロン

・アイロン台

・ハサミ

・クッキングペーパー(テフロンシート、シリコンペーパーetc)

ステップ1

転写シートの必要部分を切り取ります。

有色部分のみ転写される仕組みですので、作業がし易いようにパーツを切り分けておく事をお勧めします。

パターンシートなど、デザイン部分をカットする場合は、なるべくカッター(直線の場合)や、よく切れるハサミを使用してください。
切れない刃物を使用しますと、シートからデザインが剝がれてしまう場合が御座います。

ステップ2

ウェアのプリント部分を軽くアイロン掛けして、シワなどを伸ばします。
その後、ウェアの転写部分にシートを置き、その上にクッキングペーパーを敷いてからアイロンでプレスします。

この時、アイロンは中温度(120~150度)で、約20秒間体重をかけてプレスします。
プリント面が大きい場合は、ゆっくりとアイロンを滑らせるように移動して仮止めしたのちに、1か所につき10秒程度ずつ位置をずらしながら3~4往復プレスしてください。

※スチームは使用しないでください。
※プレスはなるべく体重を掛けた方がしっかりプリントできます。

ステップ3

ある程度熱が取れてから、フィルムを慎重にゆっくり剥がします。

もしフィルムにプリントが残っているなど、転写が不十分な場合は、再度ステップ2を行ってください。

ステップ4

フィルムを剥がし終えたら、再度クッキングシートを敷いて、中温で10秒程度アイロンプレスします。

体重をかけて、しっかりとプリントを定着させてください。

完成

しっかりと転写されている事を確認して完成です。

生地によってはアイロンプレス跡が残る場合が有ります。
気になる場合は、全体をアイロン掛けしていただく事で跡が取れる場合が御座いますので、お試しください。

■プリント面にシミが出来た場合■
完成した際に、プリント面にシミの様な跡が残る場合が有ります。これは、シートの油分が付着している場合や、プレス不足が原因で出来る場合が殆どです。
気になる場合は、再度クッキングシートを敷いて、アイロンプレスをお試しください。
油分の付着が原因の場合は、洗濯することで取れる場合が有りますので、お試しください。

ご注意

・転写シートの裏面(印刷面)は、プリントが非常に剥がれ易くなっていますので、プリント面には絶対に触れないようにご注意ください。

・印刷面にザラツキや、油分が浮いて来ることがございますが、品質に問題は御座いません。
 ※油分を拭き取る場合は、ティッシュ等で軽く押さえる程度にしてください。無理に拭き取るとプリントが剥がれる場合が御座います。

有色・有柄のポリエステル生地に使用する場合、ブリーディング(再昇華)が生じる場合が御座います
 これは、昇華インクが転写シートに再昇華してしまう現象で、表面に柄や色が現れてしまいます。
 ブリーディングの恐れがある場合は、以下をお試しください。

 〇転写は120度~140度程度の中温を使用し、高温での転写は避けてください。
 〇濃色系のシートを選ぶことでブリーディングを目立ちにくくする。

・プリントを重ねる場合、フィルムに下地のプリントが付着し、剥がれてしまう場合が御座いますので、可能な限りプリント周辺ギリギリまでフィルムをカットして下さい。

・転写後のプリント周辺に白い粒状感が有る場合は、糊が溶け切っていない状態ですので、クッキングシートを当てて、数秒間アイロンプレスしてください。


・一度転写したプリントは取り除くことは出来ませんので、必ず使用方法をご確認いただき、正しい方法で作業を行ってください。
 作業によって生じた損害は補償致しかねますので、自己責任での作業をお願いいたします。

・納品後はなるべくお早めにお使いください。(推奨1か月以内)

・シートの長期保管の際は、裏面(プリント・糊面)に汚れが付かないように、また、シート同士が癒着しないように、クッキングシートなどで保護してください。

糊のザラツキが有るほか、広範囲なプリント面には画像のようなプツプツとした膨らみが生じる場合が御座います。

インク中の油分が浮き出て、シートを剥がした際に跡が残る場合が有ります。この場合、優しく油分を拭き取るか、軽度の場合はそのままステップ4に進んでください。何度か繰り返して、油分を蒸発させることで跡が目立たなくなります。

プリントは非常に剥がれ易いため、シート裏面には触れないように、取り扱いにはご注意ください。

 

特に細かなデザイン程、プリントの剥げが生じるリスクが高くなり、自然に剥がれ落ちる場合もございます。

ある程度の剥げは許容範囲としてご理解いただき、補償対象外となりますので、ご了承ください。

シート裏面は非常に傷つきやすくなっております。

 

納品時に、既に若干の傷がついてしまっている場合が御座いますが、使用上の問題はございませんので、ご了承ください。